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This podcast has
25 episodes
Language
JapanesePublisher
POPEYE WebExplicit
No
Date created
2023/06/15
Latest episode
2026/02/01
Average duration
73 min.
Release period
53 days
Description
映画批評家の廣瀬純さんとライターの鍵和田啓介さんが、公開中の映画をネタバレ上等で語り明かす、”真の映画批評に触れられるこの世でただ1つ”のポッドキャスト番組。 🦜「ネタバレ上等」がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を! 🦜記事はコチラ→https://popeyemagazine.jp/tag/parakeet-cinema-class/ cover design: Katsuyoshi Mawatari jingle: Kensuke Ide host: Jun Hirose, Keisuke Kagiwada cooperation: Ryoma Uchida
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特別編/『シネ砦 炎上す』(著:安井豊作)
2026/02/01
🗣️「故・安井豊作の『シネマ』とは何か?」
今回は、昨年末に逝去された映画評論家・安井豊作さんを追悼し、その著作を読み解きます。取り上げるのは2011年発売の『シネ砦 炎上す』(以文社)。
アテネ・フランセ文化センタープログラム・ディレクター、蓮實重彦責任編集の「リュミエール」での映画批評活動、「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」編集委員、映画美学校初代事務局長、機関誌「シネ砦」……。安井さんの活動は多岐に渡り、現代思想と映画を架橋し「ゴダールの宇宙」「キャメロンの時代」といった独自の概念を創造してきた。本書は、その25年間にわたる全評論を網羅した大冊だ。
とはいえ、そもそも安井豊作とは何者なのか。ポッドキャストではその活動を振り返りつつ、廣瀬さんとの個人的な思い出話から、「シネ砦」が表すこと、「問題」としてのシネマの意味、今こそ必読のこの書を読み解きます!
Vol.19『旅と日々』(監督:三宅唱)
2025/11/26
「三宅唱監督の新作は“トンネル地理学映画”なのか?」
『ケイコ 目を澄ませて』(22)、『夜明けのすべて』(24)などで数々の映画賞を席巻し、現代日本映画界を牽引する三宅唱監督の最新作。つげ義春の短編漫画「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」を原作に、シム・ウンギョンを主演、共演に堤真一、河合優実、髙田万作を迎える本作。行き詰まってしまった脚本家の李(シム・ウンギョン)は、旅先でおんぼろ宿に迷い込む。そして自らの人生と向き合っていく……。
ショットを繋ぐ「トンネル」に着目しつつ、この映画自体が「トンネル」のような形象で創造されている、と廣瀬さん。そして“全てのショットがトンネルからの出口の光景である”と思わせる「トンネル地理学映画」として本作を読み解きます。ポッドキャストの動画版も「ポパイ」YouTubeチャンネルにて近日配信予定です!
Vol.18『シナリオ』(監督:ジャン=リュック・ゴダール)
2025/09/30
「ゴダールは死ぬ前に全ての借りを返したのか?」
2022年9月、居住していたスイスで安楽死(自殺幇助)によって亡くなったジャン゠リュック・ゴダール監督。本作は、その前日に撮影された彼の“本当の”遺作。コラージュ技法による18分の本編『シナリオ』と、 ゴダール自身が制作ビジョンを語るドキュメンタリー映像 『シナリオ:予告篇の構想』の二部で一つの作品として構成される。映画界への最後の贈り物だ。
ポッドキャストでは、ダールの映画監督としての生涯における最後の画面である“映画最後のショット”がいかなるものだったのかという視点から話をはじめ、「借りを返す」をキーワードにゴダール全体を振り返ります。
Vol.17『カニバイシュ』(監督:マノエル・ド・オリヴェイラ)
2025/04/30
「『カニバイシュ』は地味とディスられがちな前半も面白いのか?」
今回取り上げるのは、ポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督による『カニバイシュ』(1988年)です。物語の舞台は厳粛な雰囲気に満ちた貴族たちの晩餐会。貴族の娘、マルガリーダとアヴェレダ子爵の婚礼の夜、厳かに進行する会。嫉妬に燃える貴族、ドン・ジョアンの登場や、子爵による“とある告白”によって驚愕の事態へと展開していく。奇想天外な監督のユーモアが炸裂するオペラ・ブッファ(喜劇的なオペラ)映画だ。現在、「オリヴェイラ 2025 没後10年マノエル・ド・オリヴェイラ特集」が「Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下」ほかにて上映中。この貴重な機会を見逃すべからず。
「左右対称についての物語」と廣瀬さん。「見る人/見られる人」の切り返し、複数の人物が水平に並ぶことで「誰がどこにいるのかわからなくなる」点や、鏡、煙、音などの要素に注目しながら読み解きます。ついついクライマックスにかけての展開が着目されがちな本作だけれど、物語前半までに「おおよそ全ての基盤が提示されている」のだとか。これから鑑賞する人も、鑑賞済みの人も、ぜひポッドキャストを聴いて『カニバイシュ』を研究してみて!
ちなみに、前回(レオス・カラックス監督『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』)の動画版もYouTubeにて配信中! チャンネル登録もぜひよろしくお願いいたします。
Vol.16『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』(監督:レオス・カラックス)
2025/03/24
今回取り上げるのは、『アネット』『ポンヌフの恋人』を手がけたレオス・カラックス監督新作、『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』。
カラックス監督に白紙委任するも「予算が膨らみすぎ実現不能」となったパリ・ポンピドゥーセンターの展覧会。その展覧会の代わりとして作られたのが『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』だ。ホームビデオから映画、音楽、写真とさまざまなジャンル、フォーマットの映像をコラージュしながら、自身の半生から映画そのものを追求する、謎めいた一作。カラックス監督が初めて自ら編集まで手がけたことも話題の本作に込められたメッセージとは。日本では「横浜フランス映画祭2025」にてプレミア上映され、4月26日からユーロスペース他全国ロードショーを予定している。
「“コラージュの繋ぎの論理”のような部分に面白さがあった」と廣瀬さん。赤や緑などの色や登場するモチーフ、映像の繋がりに着目しながら、カラックス監督の現在地を紐解きます。ぜひこれまでのカラックス作品を思い出しながら劇場へ足を運んでみてください。ちなみに、ポッドキャストの動画版もYouTubeにて近日アップ予定です。ぜひ登録&チェックを〜。
Vol.15『陪審員2番』(監督:クリント・イーストウッド)
2024/12/25
「イーストウッドはなぜ玄関にこだわるのか?」
数多くの西部劇やアクション映画に出演するほか、『許されざる者』(1992)『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)など数々のヒット作を世に送り出してきた、説明不要の名俳優であり名監督、クリント・イーストウッド最新作。恋人を殺害した容疑で被告となった殺人犯の裁判をめぐり、陪審員に選ばれたジャスティン・ケンプ(ニコラス・ホルト)。実は彼は思わぬかたちで事件と関わっており…? 被告を有罪にするか、釈放するか、深刻なジレンマに悩むことになる法廷ミステリーだ。
今年8月に廣瀬さんが刊行した『監督のクセから読み解く名作映画解剖図鑑』(彩図社)の中で、イーストウッドのクセとして取り上げた「疑いの眼差し」は今作でもキーポイント。舞台のジョージア州、裁判というモチーフ、「体裁を取り繕う」テーマが共通する97年の監督作『真夜中のサバナ』と比較しながら、“あからさま”な「演出」に注目しつつ、紐解いていきます。
特別編『他なる映画と 1・2』(著:濱口竜介)
2024/11/25
「濱口竜介は神秘の人なのか?」
今月は大ボリュームの特別編です。映画批評家の廣瀬純さんとライターの鍵和田啓介さんが、公開中の映画……ではなく、発売中の“本”をネタバレ上等で語り明かしています。取り上げるのは、濱口竜介監督による映画論『他なる映画と』(1・2巻)。
『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』そして当番組でも取り上げた『悪は存在しない』。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭を制覇し、米国アカデミー賞国際長編映画賞にも輝いた、世界が注目する映画監督・濱口竜介による全2冊の映画論集成だ。1巻目の「映画講座」篇には、仙台・神戸・鎌倉・ソウルなどで開かれたレクチャーを初の活字化。2巻目の「映画批評」篇では、各所で発表してきた作品レビュー、映画をめぐる論考、エッセーにくわえ、日本語未発表原稿や書き下ろし2篇(7万字に及ぶブレッソン『シネマトグラフ覚書』論ほか)も収録された、充実の書。
1巻目のレクチャーでは「声」、2巻目の批評は「言葉」であるとし、濱口監督自身が声と言葉をもって映画に触れようとしている、と廣瀬さん。『他なる映画と』からみなぎる「有限性」の問題に焦点を当て、映画によって産出される「何か」の意味を、その文章を引用しつつ読み解いていきます。1時間50分と本書にも匹敵する大ボリュームでお送りします!
Vol.14『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』(監督:フレデリック・ワイズマン)
2024/08/25
「ワイズマンの新作タイトルにはなぜ『苗字』が含まれているのか?」
監督はドキュメンタリー界の巨匠フレデリック・ワイズマン。親子3代にわたりミシュラン三つ星を55年間保持しつづけるフレンチレストラン「トロワグロ」の裏側に迫ったドキュメンタリー作品だ。
ワイズマン監督の「細かい技がてんこ盛り」な本作。番組では少し趣向を変えて、今作の”お通し”部分ともいえる「最初の1時間」にフォーカスし、じっくり作品を読み解いていきます。それでは、縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう!
※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!
Vol.13『フェラーリ』(監督:マイケル・マン)
2024/07/08
「アダム・ドライバーはまたしても”しょうもない男”なのか?」
『ヒート』や『ブラックハット』のマイケル・マン監督最新作。イタリアの自動車メーカー・フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリ(アダム・ドライバー)を主人公に据え、私生活と会社経営の両面で窮地に陥った彼の激動に満ちた1年間を描く。
本作で多用される「ピン送り」は、「2つの存在が1つのショットの中でバラバラの時間を平行に生きる」ことを描き出していると廣瀬さん。マイケル・マン監督が製作総指揮として関わった『フォードvsフェラーリ』(ジェームズ・マンゴールド・監)との比較や本作における言語の問題に触れながら、作品を紐解いていきます! それでは、縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう!
Vol.12『蛇の道』(監督:黒沢清)
2024/06/15
「柴咲コウにピントが合うのはいつなのか?」
黒沢監督が1998年に発表した同名作を、フランスへと舞台を移してフルリメイクした本作。何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)が、偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに殺意を燃やすリベンジ・サスペンスだ。
「本作の面白いポイントは『ピントが合う/合わない』こと自体が演出になっていること」と廣瀬さん。被写体の距離に合わせてピントがずらされる「ピン送り」と「画面内でのボケ」(=画面の中の不透明さ)が多様される本作。黒沢監督のピントの扱い方が生み出すドラマを追っていきます。それでは、縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう!
特別編『続・廣瀬純はどう生きてきたか』
2024/05/30
実は今月で番組スタートから1周年!ということで、年始に放送し好評を博した「特別編」の続きをお届け。題して「続・廣瀬純はどう生きてきたか」。そもそも廣瀬さんとは何者なのか、鍵和田さんが根掘り葉掘り聞いていくシリーズの続編です(前回はこちら)。大学時代のNYの話から、アンソロジー・フィルム・アーカイヴスでのインターンとジョナス・メカスの思い出、ジャマイカと電通面接の話etc。興味深い話題が次々飛び出しました。空き時間やお散歩のお供にも、ぜひお聴きください!
Vol.11『悪は存在しない』(監督:濱口竜介)
2024/04/28
「あの声の主は東出昌大なのか?」
今回は番組初となる日本人監督による映画『悪は存在しない』(濱口竜介・監)を取り上げます。舞台となるのは、自然豊かな高原が広がる長野県の水挽町(みずびきちょう)。その地に先祖代々暮らす巧(大美賀均・演)と娘の花(西川玲・演)が主人公だ。ある日、近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだったが、ずさんな計画に町内は動揺し、その余波は巧みたちにも及んでいく。
濱口監督の新たな実験精神に溢れる本作は「良い意味での”普通の映画”」という廣瀬さん。「小さい驚きが次から次へと連続的に起こる」本作をショットごとに分析。そして「画面外から”あの人”の声が聞こえる」真相とは!? 縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう!
※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!
Vol.10『オッペンハイマー』(監督:クリストファー・ノーラン)
2024/03/30
「オッペンハイマーは”原爆の父”なのか?」
第96回アカデミー賞で作品賞含め7部門で最多受賞を果たした本作。監督は『ダークナイト』『TENET テネット』などの大作を送り出してきた鬼才クリストファー・ノーラン。第二次世界大戦下で原子爆弾の開発を指揮し、「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマー(演・キリアン・マーフィー)の生涯を描いた作品だ。
この映画は「連鎖反応(chain reaction)」の「原因」と「結果(効果)」の話が描かれていると廣瀬さん。物理現象としてだけではない、様々な意味での「連鎖反応」を分析していきます。縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう!
※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!
Vol.9『瞳をとじて』(監督:ビクトル・エリセ)
2024/02/10
「愛らしい犬はなぜ映っているのか?」
22年前、映画『別れのまなざし』撮影中に謎の失踪を遂げた、かつての人気俳優・フリオ(ホセ・コロナド・演)。元映画監督であり、親友でもあったミゲル(マノロ・ソロ・演)は、テレビ番組をきっかけにその真相を追い始める。ふたりの記憶をめぐる 「人生」と「映画」の物語だ。
「監督がこの映画でやろうとしていることを一言で表すと、『映像の二重性』である」と廣瀬さんはいう。過去と現在、映像と現実、均衡と不均衡、母と子……様々な「二重性」が存在する本作を読み解いていきます!
※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!
特別編『廣瀬純はどう生きてきたか?』
2024/01/27
2024年最初の放送は「特別編」をお届け! 題して「廣瀬純はどう生きてきたか」。ポッドキャスト開始から一年ほど経ちましたが、そもそも廣瀬さんとは何者なのか、気になる方も多いはず。幼い頃の映画体験から、映画ゼミの思い出、『パート2理論』、紅白歌合戦を目指した話、「音楽」を書けない理由……etc。鍵和田さんが根掘り葉掘り質問するエクスクルーシブ・バージョン(続編も計画中)です!ぜひお聴きください!
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