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50代父と20代息子のシネマ・ジェネレーション・ギャップ

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43 episodes
Language
Japanese
Date created
2025/12/18
Latest episode
2026/09/29
Average duration
42 min.
Release period
6 days

Description

映画ファン歴40年の父あわわっちと、大学の映画学科の監督養成コースに通う息子のあっつ。この親子二世代が、新作、旧作から毎週気になる映画を1本取り上げ、気楽に語り合うプライベート空間。2人はジェネレーション・ギャップを感じながらも、映画が描く恋愛、友情、キャリア、そして家族に思いを馳せます。毎週木曜配信。

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第43回『ハート・オブ・ビースト』:ブラピは、なぜ「主役の座」を降り続けるのか?
2026/09/29
ブラピは、なぜ「主役の座」を降り続けるのか? 第43回は、2026年9月25日に日米同時公開された『ハート・オブ・ビースト』を取り上げます。監督はデヴィッド・エアー、主演はブラッド・ピット、共演にJ.K.シモンズ、アンナ・ランベ。Rotten Tomatoesスコアは批評家85%・観客95%という高評価で送り出された作品です。 退役軍人と、戦場で右前足を失った元軍用犬が、アラスカの大自然を93km踏破するサバイバル劇――というのが表看板。 しかしクレジットの一番上にブラピの名前があるからといって、油断してはいけません。「マネーボール」以降、彼はずっと"主役じゃない役"を選び続けているからです。 今回は、①ブラピが15年かけて積み重ねてきた"非スター"というキャリア戦略、②原題「Heart of the Beast」の"the"が指す本当の意味、③忠実な犬から主人への物語だと思っていたら、実は矢印が逆だったという捉え方の転換、この3つの軸で掘り下げます。 長年誰かに尽くされてきたことに、ある日ふと気づいた経験はありませんか?ぜひコメントにお寄せください。 これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) オープニング(01:52) 『ハート・オブ・ビースト』予告編と本編のギャップ、見方で変わる印象(02:28) 視点を変えると見える映画『ハート・オブ・ザ・ビースト』の真意(08:08) 脚本の意図は良いのに映像化に物足りなさ。作品の価値を問い直す(11:46) ブラッド・ピットのキャリア戦略と映画『野生』の制作背景を読み解く(13:45) ブラッド・ピットの15年戦略と『ハート・オブ・ビースト』の真の主人公
第42回『ダークナイト』:この伝説級の名作は、計画的か?計算外か?
2026/09/22
この伝説級の名作は、計画的か?計算外か? 「アドリブを嫌う、計算ずくの完璧主義者」であるはずの監督の映画に、なぜあれほど強烈な"計算外"の演技が生まれたのか?日本を代表する親子系映画ポッドキャスト(当社調べ)「シネマ・ジェネレーション・ギャップ(通称シネジェネ)」。今回取り上げるのは、2008年公開、クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』です。 三部作の2作目。ゴッサム・シティに現れたジョーカー(ヒース・レジャー)に、バットマン(クリスチャン・ベール)と地方検事ハービー・デント(アーロン・エッカート)、ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)がどう対峙していくのかを描きます。Rotten Tomatoesでは公開から18年経った今も批評家・観客ともに94%の高評価を維持する、まさに伝説級の名作です。 ・あつのセミプロ目線:あらゆることを緻密に計算して映画を作るノーランが、なぜヒース・レジャーの演技だけは自身の用意したキャンバスの枠を飛び越えることを許したのか。散々語られてきたアドリブのトリビアを手がかりに、"計画"と"計算外"の関係を読み解きます・あわわっちの独自解釈:周到に設計された群像劇の構図を整理しながら、「実はこの映画の主人公はバットマンではないのでは?」という挑発的な仮説を、ネタバレなしで展開します・ジョーカーが突きつける「トロッコ問題」「囚人のジレンマ」を入り口に、計画主義と即興主義、そして「準備が8割」という人生訓にまで話は広がっていきます 今回はさらに、パーソナリティ親子が実際に訪れたシカゴのロケ地巡りもご紹介。旅行記をまとめたブログはこちらです。 いつも通りネタバレなしでお届けしていますので、これから観る方にも、すでに観た方にも楽しんでいただける内容です。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ タイムスタンプ (00:00) オープニング(01:24) 正義と悪が対立する「ダークナイト」、6つの立場の群像劇で問う哲学(01:58) ダークナイトの全体像:6つの立場が織りなす哲学的対立構造(12:29) ダークナイトの伝説は、ヒース・レジャーのハズレ値によって生まれた(13:45) 名作の秘密は計算と偶発性のバランス~ダークナイトのヒース・レジャー(18:10) 準備が8割だからこそ、想定外を活かせる(48:35) シカゴで映画ロケ地巡り:ダークナイト、アンタッチャブルの舞台を歩く #シネジェネ #ダークナイト #映画podcast #クリストファーノーラン #ヒースレジャー #クリスチャンベール #アーロンエッカート
第41回「ラスト・サバイバー」:この邦題、間違ってないか?
2026/09/15
この映画の邦題、間違ってないか? 日本を代表する親子系映画ポッドキャスト「シネマ・ジェネレーション・ギャップ」(通称シネジェネ)。今回取り上げるのは、2026年8月28日に日米同時公開されたリドリー・スコット監督最新作「ラスト・サバイバー」です。 冒頭でまず物申したいのが、邦題と予告編について。「ラスト・サバイバー」というタイトルと予告編が、本当は複数の登場人物たちの物語であるこの映画を、必要以上に「孤独なサバイバル映画」に見せてしまっているのでは?というお話から始まります。 概要パートでは、パンデミック後の2035年アメリカ・コロラドを舞台にしたあらすじと、批評家・観客からの評価、興行成績をチェック。厳しい数字が並ぶ一方で、親子2人は揃って「この映画はおすすめ」だと言い切ります。 掘り下げパートでは、大学の映画学科監督コースで学ぶあっつが「この作品には演出的な特徴がまったくない」という大胆な切り口から、コンティニュイティ・照明・編集のテンポを分析。 一方、映画ファン歴40年のあわわっちは「リドリー・スコットはとんでもない詩人なのでは」という仮説を提示し、「テルマ&ルイーズ」「ナポレオン」「ブレードランナー」といった過去作を横断しながら、叙情詩・叙事詩・叙景詩という切り口でこの新作を読み解いていきます。 いつも通りネタバレなしでお届けしていますので、これから観る方にも、すでに観た方にも楽しんでいただける内容です。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) オープニング(01:21) リドリー・スコット監督は詩人か?映像美で魅せるディストピア映画の本質に迫る(02:34) リドリー・スコット監督は詩人か?『ラストサバイバー』の映像美と演出を徹底分析(08:04) 演出に個性がない?リドリー・スコットが仕掛けた古典的な映像戦略(19:31) リドリー・スコット監督の映像化の引き出し:叙情詩・叙事詩・叙景詩をすべて使いこなす(32:24) リドリー・スコット監督は詩人だ。叙景詩としての「ラスト・サバイバー
第40回『オデュッセイア』:ノーランの新たな三部作の1作目か?
2026/09/09
これはノーランの新たな三部作の1作目なのか? 「クリストファー・ノーランが、ギリシャ神話をここまで正面から映画化するとは」――20年温めてきたという企画に、監督は何を託したのか。あの叙事詩を全編IMAXカメラで撮り切った最新作を、"三部作の法則"という独自仮説とともに読み解きます。 取り上げるのはアメリカで2026年7月17日、日本で9月11日公開、クリストファー・ノーラン監督『オデュッセイア』。 原作はホメロスの同名叙事詩。トロイア戦争終結後、英雄オデュッセウス(マット・デイモン)が故郷イタケへ帰るまでの10年の旅路を、妻ペネロペ(アン・ハサウェイ)、息子テレマコス(トム・ホランド)、女神アテナ(ゼンデイヤ)らを交えて描きます。 ・あつのセミプロ目線: 時系列いじりも核となるシーンもない――表面上「ノーランっぽくない」今作に、実は散りばめられている演出上の仕掛けとは・あわわっちの独自解釈: 正義の名の下に、どこまでの手段が許されるのか。トロイの木馬作戦から読み解くノーランの警鐘・ノーラン監督は全作品を三部作単位で制作しているという持論のもと、今作を新たな三部作の1作目と位置づけて徹底討論。次に来るのは神話系?それともまさかのホラー三部作? 公開されたばかりの新作のため、大きなネタバレは避けてお届けしています。劇場に行くかどうか迷っている方の判断材料としてもぜひ。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) ノーラン監督がギリシャ神話に挑戦!『オデュッセイア』全編IMAXで2026年公開(01:31) ノーラン最新作『オデュッセイア』概要解説と3部作仮説の検証(02:11) ノーラン最新作『オデュッセイア』概要解説と映画通目線での評価(11:05) ノーラン映画に見えない『オデュッセイア』——神話映像化への本気の姿勢(14:51) 神話の映像化に挑んだノーラン新作「オデュッセイア」の真意を読み解く(37:51) ノーラン新3部作の展望:「オデュッセイア」が示すメッセージと次なる挑戦 #シネジェネ #オデュッセイア #映画podcast #クリストファーノーラン #マットデイモン #アンハサウェイ #トムホランド
第39回『ディア・ハンター』:ロシアン・ルーレットは、なぜ"ロシアン"なのか?
2026/09/08
ロシアン・ルーレットは、なぜ"ロシアン"なのか? 実は"ロシアン・ルーレット"という言葉、1937年のアメリカの短編小説が生んだ完全なフィクションでした。この「事実のように広まった作り話」という構造が、本編を読み解く鍵になります。 取り上げるのは1978年公開、マイケル・チミノ監督『ディア・ハンター』。ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、メリル・ストリープ主演。アカデミー賞9部門ノミネート、5部門受賞。 ・"ロシアン・ルーレット"、意外すぎる語源トリビア・マイケルの狩猟哲学"One Shot"に貫かれた、努力と運の境界線・史実にない捕虜収容所の描写を、チミノはなぜ創作したのか・セミプロ目線(あつ):史実と異なる描写への批判、表現の自由と責任 ネタバレを避けつつ語った回です。本編と合わせてどうぞ。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) ロシアンルーレットはなぜロシアン?『ディア・ハンター』の歴史を紐解く(03:34) ディア・ハンターの舞台裏:戦火に散った3人の運命と「One Shot」の哲学(04:10) ザ・ディアハンター:戦争と運命、ロシアンルーレットが映す人生の境界線(13:00) 19歳で出会った『ディア・ハンター』。人間ドラマとしての戦争映画(15:09) 『ディア・ハンター』は戦争映画ではなく純度の高い人間ドラマ(18:30) 努力と運の境界線:『ディアハンター』が問いかける人生の残酷さ(36:18) 努力と運の境界線:「ディア・ハンター」が問いかけるもの #シネジェネ #ディアハンター #映画podcast #マイケルチミノ #ロバートデニーロ #クリストファーウォーケン
第38回『シェルター』:駄作映画を反面教師にする秘策とは?
2026/09/01
正直に言います、刺さらなかった。でも刺さらなかった映画だからこそ見えてくる学びがある――今回は、そんな逆転の発想で1本の映画と向き合ってみます。 取り上げるのは2026年1月30日(米国)・8月28日(日本)公開、リック・ローマン・ウォー監督『シェルター』。 元MI6工作員マイケル・メイソン(ジェイソン・ステイサム)は、スコットランド沖の離島で息をひそめて暮らしていましたが、嵐の日に少女ジェシーを救出したことをきっかけに、彼を憎むMI6元長官マナフォート(ビル・ナイ)や、MI6現職トップのロバータ・フロスト(ナオミ・アッキー)に居場所を知られてしまいます。 ・あつのセミプロ目線:『ボーン』シリーズが得意とする「手ブレ」「日常の道具」「静寂」というアクション演出の三要素を、今作はなぜ活かしきれなかったのか・脚本・演出・アクション、個々はそれぞれ70点でも、足し合わせると総合評価は55点になってしまう――「一芸に秀でること」の重要性という気づき・"情報の民主化"時代に許されないご都合主義? MI5とMI6、劇中の管轄違いから考える発信者の責任・元凄腕スパイの「暇な10年間」から考える、人は空いた時間を何に使うべきかという問い 公開されたばかりの新作のため、大きなネタバレは避けてお届けしています。劇場に行くかどうか、あるいは怖いもの見たさで観に行くかどうかの判断材料としてもぜひ。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 駄作映画『シェルター』から学ぶアクション映画の作り方の失敗例(02:53) ジェイソン・ステイサム最新作『シェルター』徹底解説!既視感満載の王道アクション映画を学ぶ(03:27) ボーン・シリーズとの比較で見る『シェルター』のアクション表現の課題(08:47) ボーン・シリーズとの比較から学ぶ、アクション映画の設計の重要性(09:30) 映画に一芸がない理由~脚本・演出・アクションが70点では55点になる(10:38) 一芸に秀でることの重要性。情報の精度にこだわる映画づくり(33:14) 刺さらない映画から学ぶ、時間の使い方と自己研鑽の重要性 #シネジェネ #シェルター #映画podcast #リックローマンウォー #ジェイソンステイサム #ナオミアッキー #ビルナイ
第37回『時には懺悔を』:"クライム"じゃなく"シン"。この映画が求める懺悔とは?
2026/08/29
罪には2種類ある――法律で裁かれる"クライム"と、法には触れないまま人の心にのしかかり続ける"シン"。 中島哲也監督が8年ぶりに放つ最新作を、この視点から読み解きます。 取り上げるのは2026年8月28日公開『時には懺悔を』。原作は打海文三の同名小説。ある殺人事件の調査をきっかけに、一匹狼の探偵・佐竹(西島秀俊)とその助手・聡子(満島ひかり)は、9年前に姿を消した重い障がいを持つ少年・しん君と、その父・明野哲夫(宮藤官九郎)の存在にたどり着きます。 ・"環境ストーリーテリング"と"1カット1機能"――あつが読み解く中島演出の設計思想・『急に具合が悪くなる』との比較で見えてくる、あえて俯瞰のショットを排した理由・"やったこと"より"やらなかったこと"を悔いる登場人物たち。一番懺悔しているのは誰だと思いますか? 公開されたばかりの新作のため、ネタバレは避けてお届けしています。劇場に行くかどうか迷っている方の判断材料としてもぜひ。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 法律的な犯罪者ではなく、心の罪を背負う者たちの懺悔(04:14) 『時には懺悔を』徹底解説:殺人事件の謎より重い「罪」が問われる人間ドラマ(05:08) 映画『懺悔』初見の感想。128分の濃密なドラマに没入する(09:35) 環境ストーリーテリングと過剰演出:映画『罪と罰』の映像表現を読み解く(21:07) やらなかったことへの後悔――映画『懺悔』が描く人間の業(31:27) 懺悔を」から見えた人生の締めくくり方〜黒沢明「生きる」との共通点 #シネジェネ #時には懺悔を #映画podcast #中島哲也 #西島秀俊 #満島ひかり #黒木華
第36回『グレイ・ミッション』:主人公たちが女ボスを"マム"と呼ぶ、意外な理由とは?
2026/08/25
主人公たちが女ボスを"マム"と呼ぶのは、一体なぜなのか? 第36回は、2026年8月21日に日本公開されたばかりの、ガイ・リッチー監督最新作『グレイ・ミッション』(原題:In the Grey)を取り上げます。 ニューヨークの巨大資産運用会社ゴールドスタイン社からの、10億ドルの借金を踏み倒す実業家サラザール。彼を追い詰めるべく乗り込むのは、一見ただのフリーランス弁護士、レイチェル・ワイルド。しかしその正体は、天才ハッカーから凄腕の戦闘員までを束ねるプロ集団のリーダーでした。 白でも黒でもない、グレイの仕事を担う彼女の下に、なぜか屈強な戦闘員たちが絶対の忠誠を誓っている――。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) ガイ・リッチー最新作『グレイ・ミッション』はらしさと新しさを兼ね備えているのか(02:14) グレイ・ミッション:ガイ・リッチーのらしさと新しさを検証する(02:51) ガイ・リッチーの編集術に見る「らしさ」と「バランス」の葛藤(08:22) ガイ・リッチーの新しいバランス。編集とテンポで見る『グレイ・ミッション』(21:52) グレイ・ミッション、主人公は誰か。新しい女性ボスの描き方(36:41) レイチェルという新しい女性ボス像:母親のような信頼関係の描き方
第35回『オークストリートの異変』:恐竜に込めた監督の社会風刺とは?
2026/08/20
恐竜という"不可抗力"に、監督は一体何を託したのでしょうか? 第35回は、2026年8月公開の新作『オークストリートの異変』(原題:The End of Oak Street)を取り上げます。 1982年、アメリカ・ミシガン州デトロイト郊外。平和で治安の良い住宅街オークストリートに暮らすプラット一家を、ある晩を境に降って湧いた"異変"が襲います。気づけば街は太古の時空に取り残され、恐竜たちが跋扈する危機的状況に――。 今回は、単なるパニック・ムービーとしての楽しみ方に加えて、「なぜ舞台が1982年のデトロイト郊外なのか?」という一点にこだわって深掘りしました。 一見強固に見えるコミュニティも、実は隣人トラブルや夫婦間の秘密を抱えていて……。恐竜という"不可抗力"を前にしたとき、住人たちが必死に守ろうとしたのは何だったのか。その構図の奥に、現代社会への静かな風刺を読み取ってみました。 さらに、アン・ハサウェイ&ユアン・マクレガーの怪演や、スティーヴン・スピルバーグが築き上げてきた"理想の郊外"像を、デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督がどう再定義しようとしたのかについても、映画監督の卵であるあっつの視点からじっくり語っています。 これから観る方には、少しだけ見方のヒントを。すでに観た方には、別の角度からの解釈を。今この親子には、この映画がどう見えているのか。ネタバレに配慮しながら、じっくり語ります。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 街全体が太古へ時空転送!郊外の平和な一家を襲う恐竜パニック(03:46) 街ごと太古へ転送された郊外のパニック映画『オークストリートの異変』徹底解説(04:23) 『オークストリートの異変』なぜ80年代デトロイト郊外?スピルバーグとの関係性を探る(13:39) スピルバーグの呪縛を断ち切った演出—80年代郊外の理想像を解体する(35:34) 現代社会の風刺:グローバル化から自国第一主義へ、映画に映る21世紀の分断
第34回『バック・トゥー・ザ・フューチャー』:シリーズをもう一度観たくなる復習ガイド
2026/08/13
タイムマシンで若き日の両親に会ったら、友達になれるか? 今回は特別回。 1作ずつ深掘りするいつものルールを外れ、ゼメキス監督×ボブ・ゲイル脚本のBTTF三部作(1985〜1990年)を通しで俯瞰します。 1885〜2015年、4つの時代を行き来する大ヒットシリーズ。各作のオチに触れるネタバレ回です。 ・4つの時代に仕込まれた産業革命の"教科書"的描写と、実在・架空の固有名詞を織り交ぜるゼメキス印のリアリティ演出・実は解決していない「祖父殺しのパラドックス」。1作目と2作目でこっそり変わる時空解釈を「TENET」の運命決定論と比較・原案者ボブ・ゲイルの原点の問い「若い頃の両親と友達になれるか?」を親子で検証 リアルタイム世代の思い出話も収録。ネタバレ回のため、本編視聴後の一聴きがおすすめです。 次回は1978年公開『ディア・ハンター』 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) オープニング(00:00) バックトゥーザフューチャー全3作を時系列で解説:1985年から1885年への冒険(02:14) バックトゥーザフューチャー シリーズ全3作のあらすじと時代を超えた物語の魅力(12:40) BTTFシリーズ3作を徹底解析:時代描写とテクノロジーの進化(19:16) 産業革命を映像で学ぶ。BTTFシリーズが描く3世紀の時代変化(20:20) バック・トゥ・ザ・フューチャーが描く3世紀のテクノロジーと都市の変容(27:14) BTTFシリーズが教える産業革命とアメリカ社会の発展史(41:47) BTTFは矛盾だらけ?時間軸の解釈が変わった理由と映画の嘘(56:17) バック・トゥ・ザ・フューチャーで学ぶ運命決定論と時間旅行
第33回『her/世界でひとつの彼女』:理想の恋人は、自分で作れるものなのか?
2026/08/06
理想の恋人は、自分で作れるものなのか? 2013年公開、スパイク・ジョーンズ監督『her/世界でひとつの彼女』を取り上げます。 近未来のロサンゼルスで、離婚を控えたセオドア(ホアキン・フェニックス)が、声だけの存在であるAI・サマンサ(声:スカーレット・ヨハンソン)と本気で恋に落ちていく物語。今回は2つの軸で深掘りします。 ひとつは「13年前のAI予測、答え合わせ」。2013年当時のテクノロジーの延長線上で描かれた"未来"は、2026年の今からどこまで当たっていて、どこが外れていたのか。イヤホン、音声入力、コミュニケーション手段まで、通信簿をつけてみました。 もうひとつは「理想の恋人は、自分で作れるのか」。マイ・フェア・レディ、プリティ・ウーマン、そしてherへと受け継がれるピグマリオニズム(理想の相手を育てる物語)の系譜と、人と人の絆を強くする4つの条件(対等性・成長曲線の共有・空間と時間の共有・排他性)を、父と息子、それぞれの視点から語り合います。 ネタバレなしでお届けするので、まだ観ていない方の予習ガイドとしても、観た方の答え合わせとしても楽しんでいただけるはずです。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 2013年の未来予想は当たったのか?『Her』のテクノロジー検証(08:43) 2013年『HER』徹底ガイド:AIとの恋愛を真正面から描いた近未来ロマンスドラマ(09:36) AIと恋愛する孤独な男性、スパイク・ジョーンズが描く現代のラブストーリー(21:15) ピグマリオニズムで読み解く『her/世界でひとつの彼女』(22:45) 音声入力の矛盾から見る『Her』とピグマリオニズムの進化(33:14) 映画『her』から学ぶ、人間関係を深める4つの要素(50:26) AIと人間の成長速度の違いが絆を壊す―映画『Her』から学ぶ関係構築の本質
第32回「マリッジ・ストーリー」:なぜ離婚劇が"結婚物語"なのか?
2026/07/30
なぜ離婚劇を描いた映画のタイトルが "結婚物語" なのか? 離婚に向かう夫婦の映画なのに、原題は『Marriage Story(結婚物語)』。このタイトルの矛盾を、今回は考えてみます。 取り上げるのは2019年公開・ノア・バームバック監督『マリッジ・ストーリー』。円満離婚を目指していた夫婦チャーリー(アダム・ドライバー)とニコール(スカーレット・ヨハンソン)が、敏腕弁護士ノラ(ローラ・ダーン/アカデミー助演女優賞)の介入で法廷闘争に発展していく物語です。 ・オープニングは統計から。1979年と2019年、日米の婚姻率・離婚率の変化を数字で追うと、『クレイマー、クレイマー』(1979)との見え方が変わってきます。・あつのセミプロ目線:35mmフィルム撮影と編集の妙技を解説。・あわわっち:弁護士ノラへの強烈な嫌悪感を自己分析すると、自分の中のパターニズムに突き当たります。・『クレイマー、クレイマー』との40年越し比較で見える、変わらない"アンコンシャス・バイアス"。 深く語る回のため、本編視聴後の一聴きがおすすめです。 次回は『her/世界でひとつの彼女』(2013)。感想・フィードバックはフォームまで、番組のフォローもお願いします。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 40年で逆転する離婚率:『クレーマー、クレーマー』と『マリッジ・ストーリー』を繋ぐ統計データ(09:19) 『マリッジ・ストーリー』離婚への道のり、映像技術の贅沢さに迫る(09:59) 映画技法の神髄:フィルム撮影と編集が創る夫婦の生々しい瞬間(33:50) 40年で進んだ?女性がキャリアを諦めるのは依然デフォルト(46:49) 『マリッジ・ストーリー』が映す夫婦のズレ:見えていないはずの暗黙的な隔たり
第31回『フィラデルフィア』:知ってました?あのオスカー主要部門独占作と全く同じスタッフなんです!
2026/07/23
知ってましたか?この映画、あのオスカー主要5部門を独占した作品と全く同じスタッフなんです! 1993年公開『フィラデルフィア』。エイズを理由に解雇された弁護士アンドリュー・ベケット(トム・ハンクス)と、偏見を抱えたまま彼の代理人になるジョー・ミラー(デンゼル・ワシントン)の物語です。 実はこの映画、監督・撮影・音楽・編集・プロデューサー陣が、あのアカデミー賞主要5部門独占の伝説的名作とほぼ同じって知っていましたか?今回はその知られざる繋がりから、「ハリウッド文法でいう主人公は本当は誰なのか」「マジョリティ視点で描くことの功と罪」、そして「2026年にリメイクするなら何を変えるか」まで、親子で妄想を膨らませながら掘り下げます。 見どころ:・伝説の名作チームが遺した"宿題"とその回答・「主人公はジョー・ミラー説」をめぐる白熱の議論・23年かけて業界が辿ったジグザグな表象の進化・妄想リメイクキャスティング会議 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) オープニング(02:11) 『フィラデルフィア』概要解説:マジョリティ目線で描かれた性的マイノリティのドラマ(03:09) 『フィラデルフィア』はなぜマイノリティ視点ではなくマジョリティ視点なのか(09:18) ジョー・ミラーの変化:偏見を持つ弁護士が法廷で何を学ぶのか(24:45) 『羊たちの沈黙』からの宿題?『フィラデルフィア』が描いた同性愛者の尊厳(47:56) 『フィラデルフィア』を現在地から読み直す:キャスティング妄想と視点の選択
第30回『トゥルーマン・ショー』:24時間ヤラセ番組でトゥルーマンだけが本物に見えたワケは?
2026/07/16
24時間ヤラセ番組でトゥルーマンだけが本物に見えたワケは? 生まれた瞬間から30年間、本人だけが知らずにノンストップ生放送され続けた男、トゥルーマン。嘘だらけの番組なのに、なぜ彼だけが"本物"に見えたのか。 ・「トゥルーマン・ショー妄想」という実在の精神医学用語の話・制作費1,200万ドルの脚本が6,000万ドル大作に化けた舞台裏・ジム・キャリーを活かす画作りをセミプロ目線(あつ)で分析・テレビ→SNS→生成AIと移り変わる力関係と、AI時代に人間だけが語れる"本物"の作り方 父と息子でじっくり語り合いました。 次回は1993年公開『フィラデルフィア』です。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 『ザ・トゥルーマン・ショー』病名になった映画、先行作品との関係性を探る(05:04) 『トゥルーマン・ショー』徹底解説:1998年の傑作が予言した現代のリアリティショー時代(05:50) 虚構と真実の境界線―AIの時代に『トゥルーマン・ショー』が問いかけるもの(14:32) ジム・キャリーの演技とハリウッド映画の世界観の相性を読み解く(17:35) ジム・キャリーの演技を完璧に生かした『トゥルーマン・ショー』の秀逸な世界観(29:05) AI時代に人間が生き残るために必要な「真実」とは(48:21) メディアを通じた真実の伝え方~ストーリーテリングが持つ身体性
第29回『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』:主人公とスネ夫がソックリなのは何故?
2026/07/09
主人公フランクとスネ夫が、ソックリなのは何故? 第29回は、2002年公開の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を取り上げます。監督はスティーヴン・スピルバーグ、主演はレオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン。製作費の約7倍を稼いだスピルバーグの快作です。 実在の天才詐欺師が、パイロット・医者・弁護士に次々となりすまし、FBI捜査官と繰り広げる長い鬼ごっこ——というのが表看板。 しかし一枚剥いてみると、崩壊した家庭を取り戻そうとする少年の、歪んだ家族愛の物語が見えてきます。 なぜフランクは、盗んだお金で父親のプライドを買い戻そうとするのか?その心理は、スネ夫や風間くんが「うちの父さんはすごいんだぞ!」と自慢するのと、同じ構造をしています。 今回は、①犯罪者の自叙伝をエンタメ作に昇華したスピルバーグの技術(あつ)、②スピルバーグ自身の"父親を15年間誤解し続けた"体験、③「アイデアリゼーション(理想化)」という心理学から読む親子の虚像と実像、この3軸で深掘りします。 親御さんの虚像を作り上げて周囲に自慢していた"黒歴史"、ありませんか?コメントにお寄せください。 これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) スピルバーグとハンクス、5度の共演 ~『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の魅力に迫る(03:57) 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』スピルバーグが込めた家族復興への想い(04:42) スピルバーグが込めた思い:離婚した両親への想いが映画に(14:24) 犯罪映画をエンタメにする秘密:二人の主人公による視点の設計(39:18) 親への理想化から実像へ:大人になって気づく両親の偉大さ

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